中原中也-初期詩篇
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19.[名無しさん] 〜港市の秋〜
石崖に、朝陽が射して
秋空は美しいかぎり。
むかふに見える港は、
蝸牛(かたつむり)の角でもあるのか
町では人々煙管(きせる)の掃除。
甍(いらか)は伸びをし
空は割れる。
役人の休み日――どてら姿だ。
『今度生れたら・・・・・
海員が唄ふ。
『ぎーこたん、ばつたりしよ
狸姿々(たぬきばば)がうたふ。
港の市(まち)の秋の日は、
大人しい発狂。
私はその日人生に、
椅子を失くした。 09/28 18:56 au
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