中原中也-初期詩篇
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17.[名無しさん] 〜夏の日の朝〜
青い空は動かない、
雲片(くもぎれ)一つあるでない。
夏の真昼の静かには
タールの光も清くなる。
夏の空には何かがある、
いぢらしく思はせる何かがある、
焦げて図太い向日葵が
田舎の駅には咲いてゐる。
上手に子供を育ててゆく、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
山の近くを走る時。
山の近くを走りながら、
母親に似て汽車の汽笛は鳴る。
夏の真昼の暑い時。 09/28 18:55 PC
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